高原の冬には薪ストーブです
ほとんどの薪は広葉樹
「薪といえば楢など広葉樹ですよね」「白人さんは針葉樹でないと物足りないようです」と白馬村の薪屋のご主人。薪にもお国柄があるようです。幹が柔らかく激しく燃え上がるのが杉や赤松などの針葉樹。幹が堅く熾火(おきび)となって静かに時を刻むのが楢(なら)など広葉樹です。
薪の豆知識
薪は、伐採したあと30~35cmに輪切りにして割ります。30~35cmが薪ストーブに最適、割っておかないと水分が飛ばないからです。そのまま1、2年乾燥します。乾燥していないと燃えにくく、油煙を含んだ煙りが出ます。煙突に煤(すす)が着きやすくなります。
薪材の伐採時期と乾燥期間
広葉樹の薪でも、乾燥し過ぎると燃えすぎて火持ちが悪くなります。乾燥期間と伐採の時期です。秋から冬にかけて伐採すると次の冬には使えます。春から夏の伐採だと1年半以上、一冬越した翌年の暮れでないと使えません。もちろん雨露にさらされるか、雨露をしのげるかで大違いです。
慣れないと失敗連続です
丁寧に教わって分かったはずです。それなのに幾度も不完全燃焼を起こし、建物中が煙モクモク、火災報知器がけたたましく鳴りました。焚付けを燃やし200℃を超えたら薪を入れる。200℃までは通気口全開、200℃を超えてから通気口を絞り込む。それが分かっていても上手く行かないのです。
なぜか薪ストーブの達人に
幾度も失敗を繰り返すとなぜか出来るようになります。なぜ上手くできるようになったのか今でも分かりません。そろそろ通気口を少し絞る、そろそろ追加の薪を入れる。以前と何も変わっていないのに上手く出来るようになりました。
ひと冬の消費量
うず高く積まれた薪、これでもひと冬分です。隠れていますが玄関に積まれた薪の後ろにも薪が積んであります。買った薪が300束(軽トラ4台分)、村の供出の薪材が軽トラ3台分、廃業した温泉の古材が軽トラ5台分。これだけあればなんとかひと冬過ごせます。
一日に燃やす薪の量
ストーブの横の薪、これでほぼ1日分です。1、2月になるとこれでも足りないかも知れません。それでも薪ストーブの暖かさって、ほかのどんな暖房機にも勝ります。この宿のオモテナシが、薪ストーブです。